岡山県瀬戸内市の瀬戸内市民病院造成工事で施工していただいたミニゲートという製品をご紹介いたします。
今回採用していただいたミニゲートにはいくつかの役割が期待されています。病院周辺は用水路が多く、ゲリラ豪雨の際に水路から水があちこちで溢れるケースが懸念されていました。
水をミニゲートに一度貯留することで水路の増水を抑制することができます。また、水をミニゲート内に確保しておくことで、被災時のみならず常時から生活用水、防火用水として用いることができます。さらに、ミニゲートはポンプ設備等の機械が不要なので導入費用の削減や維持費を抑えることが可能で、内部空間が大きいため点検や清掃等の維持管理作業が行えます。
施工面では製品重量が5t未満なので設置費用が抑えられ、さらに、プレキャスト部材を組み立てるので工期短縮につながり、トータルコスト面で優位性があります。プレキャスト部材は自由な組み合わせが可能なので、計画敷地面積に合わせた設置計画が可能です。
昨今のゲリラ豪雨対策として、ミニゲートが住民の皆様の安心安全につながれば光栄です。