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双翼型魚道/ダブルウィング型魚道

従来型の利点を生かし、越流形状を魚類の遡上習性に合わせた断面にすることによって、より遡上率を高めることができる新しい隔壁形状の魚道です。

概要

従来型の利点を生かし、越流形状を魚類の遡上習性に合わせた断面にすることによって、より遡上率を高めることができる新しい隔壁形状の魚道です。
流量が少ない場合でも越流水深を確保し多様な流れを創出できる利点があります。

ARIC農業農村整備新技術登録      NO.275

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特徴・形状概要

1. 水田魚道
 双翼型魚道は越流部が特殊な形状をした画期的な魚道です。
 水路と水田をつなぐことで、魚類の産卵・稚魚の育成の場としての水田をよみがえらせるお手伝いをします。
2. 急勾配の設計が可能 
 魚が遡上しやすい流れを形成できるため、1:5の勾配での設計が可能です。
 従来型よりも勾配が急になることで、施工延長も少なくてすみます。
3. 高い遡上率
 越流部中央は、魚類が遡上しやすい形状となっており、遊泳力の小さな魚類にも適しています。
4. うろ効果
 魚道の隔壁に設けたうろ(空洞)は、遡上中の魚類の避難場所となります。
5. 落差部での連続性
 水路の落差による移動経路の分断を解消する魚道としても役立ちます。
















仕様
・水路幅 30cm用
・コンクリート製
(FRP製も製作できます。営業担当者までご連絡下さい。)

使用例

FRP製双翼型魚道

双翼型魚道/ダブルウィング型魚道 の施工事例

岡山県(撫川地内) 笹ヶ瀬川水系、足守川圦樋堰建設工事附帯工

 頭首工の設置に伴い、魚類の遡上が妨げられるため、魚類が遡上可能となることを目的として、附帯工で『双翼型魚道/ダブルウィング型魚道』が施工されました。
 川に棲む圦樋堰付近の生物は、広範囲に回遊しない場合でも成長に伴う小規模の生活圏移動を行うため、生態系保全の観点から、あらゆる魚と水生生物が対象となる。
 川には、様々な種類の魚が生息し、その種類・大きさによって遊泳力も様々である。魚の突進速度を参考にし、これらの遊泳力を満足するもの、休息場所(プール)、隠れ場所などのある形式で、遊泳力に乏しい魚類に遡上実績がある水田魚道の双翼型魚道(ダブルウィング型魚道)が選択されました。
 双翼型魚道(ダブルウイング魚道)は、越流隔壁形状により流れを左右に変動させるなど多様な流れによってプールと水路を連続させることで、遊泳力に乏しい小型の魚類、稚魚類の遡上が可能となります。
工事年度 平成25年1月~平成27年2月
工事名 岡山南部農業水利事業 圦樋堰建設工事
施工規模 14m
呼び・規格 双翼型魚道ブロック(水路幅 30cm用)
圦樋堰(フローティングタイプの全可動堰)全景
双翼型魚道(ダブルウイング魚道)下流部
双翼型魚道(ダブルウイング魚道)上流部
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