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可とう継手/TSKJ工法

 可とう継手の『TSKJ工法』は、不同沈下や浮き上がりによる地盤変位に追従する可とう性を有し
ており、また大きな地盤変位が発生する地震時にもすぐれた耐震性を発揮します。

概要

TSKJ工法は、耐震性(T)、止水性(S)、可とう性(K)の性能を有し、トータルコストを低減する経済性に優れ工法です。

掲載期間終了 NETIS登録番号 No.KK-980097-A

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TOPグレード
構造的には、あらかじめコンクリートブロックの接合面に挿入孔を設け、その先端部にコーキング材を充填して、ジョイントゴムシールを挿入孔に挿入し、コンクリートブロックを一体化させます。

NEWグレード
コンクリートブロックの接合面の開穴部に、ジョイントシール材の先端係止部を圧挿入し、矢形が開くことにより、開穴部に係止されます。止水性能は、リップが圧着部にフィットし確保され、耐震性、可撓性はジョイントシール材、中央の可撓部により、伸縮自在となり保持されます。

特徴

トップグレード
1. 耐震・可撓性

   ブロックの全ジョイント部に可とう継手を設けていますから、
   各々が地盤の変化に追従し、過大な変形(地盤歪み2%)をも吸収できるため優れた耐震性を発揮します。

2. 止水性
   水深10mの水圧(1kgf/cm2)がかかっても、水が漏れません。

3. 施工性
   ジョイントシールゴムがガイドの役割を果たすためスムーズに据え付けができます。
4. 経済性
   
従来の可とうジョイントより廉価で施工性に優れ、非常に経済的です。





NEWグレード
1. 耐震・可撓性

   不同沈下や地震時の地盤変動に柔軟に追従します。

2. 止水性
   水深5mの水圧(0.5kgf/cm2)に耐えます。

3. 施工性
   モルタル不要のワンタッチ施工で据え付けがスピーディーです。
   乾式ジョイント工法ですから、雨天でも湧水箇所でも施工可能です。

形状及び寸法

用途

TOPグレード
ボックスカルバート、C.C.BOX
貯水槽
底樋管

NEWグレード
三面水路、ボックスカルバート
U型溝、自由勾配側溝
管渠型側溝

施工(TOPグレード:ボックスカルバート)

据付状況
樹脂混合
挿入孔樹脂注入
樹脂注入完了
ジョイントゴムシール挿入
ゴムシール挿入完了
製品接合
TSKJ工法による全ジョイント可とう継手ボックスカルバート

施工事例

樋門ボックスカルバート
樋門ボックスカルバート
TSKJ フリュ-ム
河川改修
排水機場放流施設

可とう継手/TSKJ工法 の施工事例

愛媛県松山市北条長沢川

樋門函体にTSKJ工法を用いた2連ボックスカルバートが採用され施工をさせて頂きました。
プレキャスト樋門の構造は、函体スパン割により継手を設け、複数の函渠ブロックを函軸方向にプレストレス導入して接合する事が多いが、今回は、カルバート接合部にTSKJ工法(KK-980097-A)が採用となり、フレキシブルで可とう性に富んだ柔構造の樋門が完成しました。
据付は、通常のクレーン作業が困難なためレールと鋼球を用いた搬送設置工法、マルチスライド工法(CB-060014-A)によって製品を横引きして据付しました。
工事年度 平成25年4月24~26日

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