概要
水路用L型の底版を現場打鉄筋コンクリートによって連結する構造で、側壁勾配は直立型と勾配型がある。また、現況に沿って水路幅を自由に設定できます。
また、近年の多様化する要望にお応えし、生態系に配慮した製品・工法を取り揃えています。
環境配慮型水路
かつての農業用用排水路には、多くの生物や植物が住み、地域の住民がふれあう水と緑と人のネットワークが存在していました。
少しの工夫でコンクリート水路は環境豊かな水路に生まれ変わります。
おさかなステーション(魚巣桝)
「おさかなステーション」は、コンクリート三面水路に魚類など
水棲生物の生息・生き残り空間を創出します。オールプレキャスト製品であり、
工期の短縮、省力化、環境へ配慮が可能です。
ダブルウイング(双翼型魚道)
魚類の遡上習性に合わせた隔壁形状の双翼型魚道は
越流部が特殊な形状をした画期的な魚道です。
水路用L型 (直立型 L-2000)
1. 自由にとれる水路幅
水路面を自在に変化させる事により任意の水路断面の設計が出来ます。
2. 自由にできる水路深さ
壁高はH=900~2,800mmまで自由に選定できます。
3. 魚巣箱(水と緑:T型水路フィット参照)と組み合せる事により直立型水路製品に魚巣機能を持たせる事ができます。
水路用L型の浮力対策について(地下水による揚圧力の軽減)
地下水の影響で水路に浮上をもたらす恐れのある場合に施す対策を次に例示します。
◆ウィープホールを設置
◆アンダードレーンを設置
◆ウィープホールとアンダードレーンを併用設置
以上のように浮力対策として地下水の低下を図りますが効果は必ずしも定量的に予想できるものではなく、特に透水係数の小さい難透水地盤に対しては、更に地下水の機構そのものの把握が困難な為、より一層予想は出来ません。
したがって実際の設計に当っては十分な検討が必要です。
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