垂直擁壁/ポラメッシュ
逆台形構造の垂直擁壁『ポラメッシュ』は、急峻な地形でも補強土壁工やL型擁壁工に比べ、背面地山の堀削量や埋め戻し量を低減できる排水性に優れたハイブリッド構造の高排水性垂直擁壁です。
概要
垂直擁壁『ポラメッシュ』は、逆台形構造のバランス積など地形に沿った擁壁控長さの調整が可能で、急峻な地形でも補強土壁工やL型擁壁工に比べ、背面地山の堀削量や埋め戻し量を低減できる排水性に優れたハイブリッド構造の高排水性垂直擁壁です。
ポーラスコンクリートブロックと特殊金網とで構築される、排水性に優れた垂直擁壁、壁面の明度低下や吸音効果等の機能があります。
掲載期間終了 NETIS登録番号 No.SK-090009-VE
・壁面全体から円滑に排水を促すポーラスコンクリートブロックと溶接金網と中詰材により構築する、経済性・施工性・排水性に優れた擁壁。
・上段から下段へ控え長さを短くしたバランス積が可能な逆台形のバランス工法により、狭い道路でも通行を確保しながら、擁壁の構築が可能です。
特徴
ポーラスコンクリートブロックと背面にL型の溶接金網を敷設、中詰め材として砕石を投入して構築する垂直擁壁で最大直高8mまで施工が可能です。
経済性
●中詰材として砕石やコンクリート等の再生材の使用が可能です。
●上段から下段へと控え長さを短くしたバランス積みが可能なため、補強土壁工やL型擁壁工に比べ、背面地山の掘削量や埋戻量を低減できます。
施工性
●部材の軽量化により搬入・組立てが容易であり、大型建設機械の移動が困難な場所でも施工が可能です。
●標準部材によるカーブ施工が容易で、出来形に優れています。
用途・適用範囲
通行止めをしたくない工事現場。
大型重機が通らない現場。
急峻な地形で、道路幅が狭い箇所の道路拡幅。
道路幅員の狭い場所、カーブが続く山道などの拡幅
垂直擁壁/ポラメッシュ の施工事例
山口市平野
神社境内の造成改修工事。
ポーラスブロックのポラメッシュが神社の風合いにマッチして落ち着いた景観的に仕上がりました。
工事年度 |
平成28年 |
工事名 |
護国神社改修工事 |
施工規模 |
60m2 |
呼び・規格 |
ポラメッシュ |
京都府亀岡市
道路拡幅工事に伴う直擁壁の構築。
現場が狭小であり、現道の通行を確保しながら施工しなければいけない為、ポラメッシュを採用していただきました。
工事年度 |
平成25年度 |
工事名 |
東掛小林線府民公募型整備工事 |
施工規模 |
187m2 |
兵庫県伊丹市
掘削量が少なく、現道・電柱を残したまま施工できる、逆台形擁壁『ポラメッシュ』が採用になりました。
工事年度 |
平成26年1月 |
工事名 |
市道昆陽池鋳物師線道路改良・同付. 帯合併工事 |
施工規模 |
215m2 |
兵庫県佐用郡佐用町
現道が狭く、工事期間中も車を通行させながら工事したいとの要望があり垂直擁壁(ポラメッシュ)工法を提案させて頂きました。
比較検討の結果、重力式擁壁やL型擁壁に比べ掘削が少なく、又、経済性でも優位性がある当工法が採用に至りました。
広島市安佐北区久地
歩道新設に伴う直擁壁の構築。
掘削量の低減が可能なポラメッシュ工法によって、現道の通行を確保しながら施工を行うことが出来ました。
工事年度 |
平成22年 |
工事名 |
久地第二中継ポンプ場建設工事 |
施工規模 |
140m2 |
施主 |
広島市下水道局 |
広島県三次市
道路改良に伴う直擁壁の構築。
経済性・施工性に優れるポラメッシュ工法をご採用頂きました。
工事年度 |
平成22年 |
工事名 |
一般国道375号交通安全施設1種工事 |
施工規模 |
148m2 |
岡山県鏡野町
道路拡幅工事。
現場が狭小の為、掘削量がより少ない工法である逆台形擁壁が採用されました。
山口県周防大島町
当初L型擁壁を検討していたが、現場が狭小でL型擁壁での施工が困難な為、小型ブロックを垂直に構築するポラメッシュが採用されました。
関連製品
「ポーラスコンクリート」+「金網」+「石材」という透水性資材で構成する、河川堤防用のドレーン工に最適な、透水性堤脚保護製品です。
従来の現場打ち擁壁に比べて大幅な工期短縮や省力化が図られるプレキャストL型擁壁で、道路擁壁・造成工事にご使用いただけます。