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大型ブロック積擁壁/箱型擁壁(キャッスルウォール)

箱型擁壁『キャッスルウォール』は、地形に合せて自由に積み上げる事が出来る可とう性のある擁壁です。

概要

フレキシブルな構築方法と構成材料、従来の擁壁にはない「可とう性」の考え方が、高耐震性と高排水性を備えながらも、経済性に優れた擁壁を誕生させました。
生態系に優しく、自然の復元に配慮しながらフレキシブルな壁体構造で地形に追随、日本の風土にマッチングした水に強い擁壁です。

掲載期間終了 NETIS登録番号 No.CB-040038-VE
ARIC農業農村整備新技術登録                           No.287
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使用例

特徴

1. 柔軟性(フレキシブル)に富んだ構造
 地盤反力が比較的小さく、基礎地盤、背面土の不同沈下にも追従性を発揮して、擁壁全体の安定性を保持します。
2. 排水性が高い
 中詰め・裏込め材(単粒度砕石の層)は極めて排水性が高く、背面土の安定が計れます。
3. 経費の節減・工事公害の低減
 鉄筋・コンクリート・型枠等の特殊作業が殆ど無く、大幅な工期短縮がはかれ経費の節減及び工事公害の低減が図れます。
 また、壁体を寺勾配(一定勾配積み可)にすることで、用地の節約にもなります。
4. カーブ施工・端部処理が容易
 カーブ施工が容易に行え直角曲がり、壁体の端部止めも容易にできます。縦断勾配の施工も容易にでき、水中擁壁としての構築も可能です。 
5. 多様な機能で環境や景観に配慮
 擁壁の小段は、けもの等の通り道・斜面落雪の緩和・車両走行の視線誘導・カーブの視界障害の軽減といった様々な特性があります。
 各小段を利用しての植栽、あるいは自然緑化等で生態系保全にも配慮でき周囲の環境に調和します。

用途


親水性対策・水質浄化対策・残留水圧・間隙水圧軽減対策・高排水性対策
地震
地震・豪雨被災復旧対策・高耐震性対策・急傾斜地対策
環境
地盤反力軽減対策・省力化・工期短縮対策・環境アセスメント対策
緑化
低・中・高木植樹対策・メンテナンス低減緑化対策
道路
山岳部谷側・山側道路拡幅対策・橋梁部・トンネル部進入路・車両視線誘導対策・車両騒音低減対策
壁面
壁面なだれ防止対策・壁面部けもの道確保対策・地すべり対策・壁面明度低減対策

形状及び寸法

施工概要

鉄筋コンクリート製の枠状箱体を階段状に積み上げながら、壁体材(単粒度砕石・道路用砕石S-40前後など)を充填するだけの簡易な構築方法で、極めて優れた耐震性能と排水機能を発揮する構造になっています。

施工手順

標準据付歩掛

●施工(※施工には専用吊り具をご使用下さい)

フレノ・リンクボルト A-16   
(ボルト径:M16)


Gハンガー360 GH-1
(ボルト径:M16)

箱型擁壁による災害復旧工事の施工例

建設技術審査証明事業(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)
建技審証 第0327号 一般財団法人土木研究センター
※本審査証明は㈱箱型擁壁研究所および昭和コンクリート工業㈱が取得したものです

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