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残存型枠施工/フレックス笠コンブロック

『フレックス笠コンブロック』は、河川鋼矢板護岸の笠コンクリートを二次製品化したものであり、底板部分が自由自在に動かせるフレックス機能により各種鋼矢板形状、及び、鋼矢板の偏芯に対応可能であり 又、水面ギリギリまで笠コンを低く施工できるものです。

概要

・従来現場打ちであった河川矢板護岸工の笠コンクリートを二次製品化。
・施工の安全性の確保。製品の大型化、機械施工。
・都市の景観、河川環境に配慮した製品なので街並みを整え生活空間に親しみを持たせます。

掲載期間終了 NETIS登録番号 No.HR-990108-V

特徴

■ 特徴
1. 工程・品質・安全性が格段に向上。
2. 笠コン底面位置が平水位でも施工可能なため、鋼矢板の長さを短く設計できるので経済的。
3. 現場打ち施工における配筋作業、矢板凹凸形状に合わせた型枠製作と吊り型枠の手間、養生後の脱型作業などの手間が一切かかりません。
4. 天候に左右されることが少なく工期短縮が可能。

■ 残存型枠の開発
・ 底板プレートは軽量かつ機能性に優れ、セットが容易で鋼矢板の打ち込み精度に左右されません。
  ※フレックス性能
・ 製品はП字型のため鋼矢板への据付が容易で、副資部材のセットに身を乗り出すことなく安全に作業が行えます。
・ 中詰コンクリート養生後の脱型(取り外し作業)が一切不要なので一連の作業が可能です。
  ※工期短縮

用途・適用範囲

多種多様な商品ラインナップ
・ 普通鋼矢板(Ⅱ~ⅥL)、広幅鋼矢板(Ⅱw~IVw)、ハット形鋼矢板(10H・25H)、矢板控え式(タイロッド)に対応し、また鋼管矢板(φ800以下)にも使用できます。
・ 底板プレートは各種矢板形状に合わせて製作します、薄金属板(1~1.2mm)は補強プレス加工で十分な強度があり、現場カットも容易に行えます。また、矢板偏心に応じた寸法のオーダーに対応します。
底板プレート取付
プレート曲げ試験
Ⅱ型底板プレート概要図

組合せ概要図

形状及び寸法

ハット形鋼矢板 自立式
※鋼矢板3枚分L=2.7m
ハット形鋼矢板 控え式(タイロッド)
※鋼矢板2枚分 L=1.8m
普通・広幅鋼矢板 自立式
※製品延長は矢板幅倍数のL=2.4m

形状及び寸法

普通鋼矢板 自立式(Ⅵ L)/普通・広幅鋼矢板 控え式(タイロッド)
※製品延長は矢板幅倍数のL=2.4m
法留一体型・法勾配 1:2.0

施工手順

実験等実施状況

捨て底板型枠(Ⅱ型:底板プレート)の採用に先立ち、笠コンブロック本体、及び、施工用部材(底板プレート、高さ調整ボルト、プレート受材)の強度確認を行った。
実験方法は、ハット形鋼矢板25Hに所定の笠コンブロック本体、及び、施工用部材を設置し、その後中詰コンクリートを打設し、ブロック本体、及び、施工用部材の変状(ひび割れ、孕み、脱落等)の有無を確認した。
実験の結果、鋼矢板と底板プレートの隙間よりごく少量のモルタル漏れが発生したが、変状は全く見受けられなかった。
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