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スリット溝付き自由勾配側溝タイプ・函渠側溝タイプ/スラッと側溝

 通行の原則として、自転車は歩道または路側帯と車道の区別のある道路では、車道を通行しなければいけません。(ただし、自転車道があれば、自転車道を通行しなければいけません)また、車両通行帯のある道路では、原則として一番左側の車両通行帯を通過しなければならいと道路交通法により決まっており、エコな移動手段である自転車の利用促進には安全な通行空間の確保が必要とされます。
道路を通行する誰もが安全で快適な通行空間の構築においてスラッと側溝は力を発揮します。

概要

 従来の自由勾配側溝(勾配可変側溝)と比較してコンクリートの露出幅を小さく(150mmから100mm)し、道路幅が広く感じられるように配慮しています。
 また、表面スリットを設けることで排水機能を向上させています。
 側溝上面は排水性舗装することで水溜りが発生せず、特に自転車専用レーンを設置する道路では路肩の勾配や滑りを心配することなく、快適な通行が可能な側溝です。

国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)  登録番号 CG-160006-VE
側面の形状は凹凸がなくシンプル
フラットな側面で埋め戻し転圧が容易
               自転車道に適しています。

特徴

排水性

・側溝に表面排水用スリットを設けているので連続的に排水処理ができます。道路面の水を速やかに排水し、水溜りや水撥ねを抑えます。

・自由勾配側溝タイプは蓋に排水用スリットを設け、又、函渠側溝タイプは製品上部にスリット孔を設けており、排水性舗装から流入する雨水も側溝内に誘導します。

機能性

・側溝天端の露出が少なく、コンクリート部分が隠れるような構造をとっていますので、施工後は道路面が広く見え、景観性に優れています。

・道路縦断勾配と水路勾配を変えたい場合は、自由勾配側溝タイプを使用することで現場に合った水路勾配を構築できます。

・自由勾配側溝タイプの蓋は舗装に覆われてますので、蓋の跳ね上がりや、ガタツキ音が発生しません。

・自由勾配側溝タイプと函渠タイプの外形状及び内空形状が同じなので併用しての設置・施工ができます。

・桝部のグレーチングは、より景観を重視した舗装材を充填する化粧蓋タイプと細目タイプから選ぶことができます。

・左天端に切欠を設けて露出面を100mmにすることもできます。
化粧蓋タイプ

内部に舗装材を充填します。
景観性に優れ、スリップを防止します。
底に穴を設けているので排水性にも優れています。


細目タイプ

排水性に優れています。
施工性

・側面は凹凸がないシンプルな形状ですので転圧が行いやすく、段差や水溜りの原因となる地盤沈下を防ぎます。

・インバートコンクリート打設用開口を設けているので、インバート施工も容易に行うことができます。

自由勾配側溝タイプ 形状及び寸法

インバートフレーム

函渠タイプ 形状及び寸法

函渠タイプ用桝

施工手順

資料

参考歩掛

自由勾配側溝タイプ
 「市場単価 排水構造物工 自由勾配側溝及び蓋版」をご参照ください。

函渠タイプ
 適用:平成26年度 国土交通省土木工事積算基準 
 施工パッケージ型積算方式 共通工 管(函)渠型側溝をご参照ください。

スリット溝付き自由勾配側溝タイプ・函渠側溝タイプ/スラッと側溝 の施工事例

岡山県岡山市北区吉備津

狭かった交差点の改修工事に採用。
側溝の天端露出面を極力小さくすることで、自転車走行の安全性を確保できます。
車道も広く見せることができます。
工事年度 平成28年~29年度
工事名 国道180号吉備津地区歩道整備工事
施工規模 約250m
自転車走行時、滑りやすいコンクリート面は15cmと極小に。
曲線部も対応。
天端露出面の幅は10cmと15cmから選べます(写真は15cm)。
複雑な交差点部の路側に採用。

岡山県高梁市

高梁駅の高層化に伴う、駅前ロータリーの改修工事でスラッと側溝を施工していただきました。
景観を良くすることと同時に、車道や駐車スペースの見た目が広くなったことで、安全向上にも役立つように仕上がりました。
工事年度 平成27年10月~平成28年4月
工事名 市道高梁駅柿本線
施工規模 延長130m
呼び・規格 スラッと側溝・自由勾配側溝タイプ
自転車が車道を走行しやすくすることで歩道の安全を確保できます
駐車スペースを広くすっきり見せます
横断部分もすっきり見せることができます

広島県福山市

路側側溝として使用。枡部には細目グレーチングを使用。
工事年度 平成27年9月~平成28年3月
工事名 三吉入船幹線
施工規模 延長750m

広島県福山市

自転車走行空間整備事業の中で、自転車の走行しやすい側溝として採用していただきました。                                  出来上がり後の路面露出が150mmと少なく、自転車が走り易い構造に仕上がってます。
工事年度 平成26年12月~平成27年4月
工事名 千田一文字幹線
施工規模 延長195m
施工前
施工後
歩行者・自転車道境界部からの風景

広島県福山市

工事年度 平成26年1月~平成27年4月
工事名 街路事業
施工規模 延長270m

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