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横引搬送据付工法/マルチスライド工法
基礎コンクリートにレール(形鋼材)を埋設し、鋼球を介した上にコンクリート二次製品を配置。そのコンクリート二次製品を牽引等で順次、滑走させ移動し布設する工法です。
概要
基礎コンクリートにレール(形鋼材)を埋設し、レール面へ勾配に影響されることなく偏りのない鋼球散布ができる粘着剤を塗布し、鋼球を介した上にコンクリート二次製品を配置する。そのコンクリート二次製品を牽引等で順次、滑走させ移動し布設する工法です。
掲載期間終了 NETIS登録番号 No.CB-060014-A
マルチスライド工法のカタログ資料はこちらから。
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特徴
1. プレキャストコンクリート製品をそのまま使用
ボックスカルバート、自由勾配側溝・L型擁壁など多くの製品に使用できます。
(基礎コンクリートを必要とする構造物には、殆ど利用可能)
2. 特殊な施工専用機械が不要
施工時に特殊な施工専用機械を使用しないで、迅速な移動と確実な設置が出来ます。
3. クレーンは荷下ろし場所のみでOK
住宅密集地や高架橋・電線等の障害物があり、クレーンでの吊り下げ移動が出来ないところで威力を発揮します。
クレーンは荷下ろし作業のみに使用します。
4. 縦断勾配が10%程度でも施工可能
コスモオクトール(専用粘着剤)を使用することにより、
鋼球の転動を抑え所定位置に留めることで偏りを少なくし、鋼球間隔を保持します。
このため散布率も大きく低減され、必要最低限の使用量とすることが出来ます。
工法構成例
施工
兵庫県
三重県
愛媛県
愛媛県
横引搬送据付工法/マルチスライド工法 の施工事例
岡山県小田郡矢掛町
大谷川に掛かる地元集落道の整備で、護岸改修工事に
分割BOX
を施工していただきました。
切梁に影響が無いように荷降ろしを行い、横引き工法「マルチスライド工法」でBOXカルバートを据付しました。
工事年度
平成25年1月~平成25年4月
工事名
一級河川 大谷川
施工規模
延長20m
呼び・規格
分割BOX 5300×2100×1000
施工前
施工中
施工後
愛媛県松山市北条長沢川
樋門
函体に
TSKJ工法
を用いた2連ボックスカルバートが採用され施工をさせて頂きました。
プレキャスト樋門の構造は、函体スパン割により継手を設け、複数の函渠ブロックを函軸方向にプレストレス導入して接合する事が多いが、今回は、カルバート接合部にTSKJ工法(KK-980097-A)が採用となり、フレキシブルで可とう性に富んだ柔構造の樋門が完成しました。
据付は、通常のクレーン作業が困難なためレールと鋼球を用いた搬送設置工法、マルチスライド工法(CB-060014-A)によって製品を横引きして据付しました。
工事年度
平成25年4月24~26日
広島県府中市目崎町地内
PC2分割ボックスカルバートによる橋梁架け替え工事
工事年度
H23年8月~H24年6月
工事名
国道486号(新開橋)道路改良工事
施工規模
9m
呼び・規格
PC2分割ボックスカルバート B5000×H4000
関連製品
ボックスカルバート/Dボックスカルバート
Dボックスカルバートは、全国ボックスカルバート協会規格に準拠し、最適なサイズと施工現場にマッチした製品を提供できるように考えた当社独自のボックスカルバート規格です。
門型カルバート/門型カルバート
プレキャストの『門型カルバート』は、跨ぐ、かぶせるの感覚で敷設が可能、水替えや仮設物が殆ど不要で既存水路の維持も可能です。