当現場周辺は軟弱地盤であることから、当初の擁壁構造は、L型擁壁と地盤改良で設計計画されていましたが、地盤改良の深さが2.40mと深く、現地は田園が広がる地域で掘削の難易性と環境配慮などから、地盤の支持力向上と沈下抑制などの効果に定評があり、構造物の基礎に最適なトップベース工法『マイ独楽』を提案させて頂きました。

マイ独楽の場合は掘削深さが0.5m程度と掘削量も軽減され施工も容易で、地盤改良材を使用しない為、周囲の環境への影響を最小限に抑えることが可能です。
又、GLウォールは現場打擁壁に比べ、工期及びコストの縮減を図る事を目的とした製品であり、マイ独楽と同様に容易な施工と建設技能工不足の解消が可能という理由から、セットでの採用に至りました。

山口県熊毛郡平生町にある企業の工場出入り口（橋梁部）改修工事
現場条件：大型車両も通行する工場出入り口の橋梁改修工事。
　　　　　現地は、地盤が軟弱（N値2）で構造物の地盤反力低減及び基礎地盤の軟弱地盤対策が必要である。

地盤反力低減対策として、上部工はプレキャスト床版による軽量化、下部工は水路と橋台が一体化したプレキャストＬ型橋台により地盤反力の軽減が実現、基礎の軟弱地盤対策は地盤の支持力向上と沈下抑制に効果があるトップベース工法（マイ独楽）を用いて施工性・経済性の両立が図られた。

崩壊対策の重力式擁壁を設置する現地盤が、   N=3（粘性土）   C=18KN/m2   γ=14KN/m2   φ=0°で、基礎地盤の軟弱地盤対策が必要となった。

FRP製浄化槽の基礎
現地への進入路が狭く、大型車を利用しないで済むマイコマが採用