概要
現地発生土、割栗石、砕石と様々な中詰め材を使用できる中空型の空積みブロックです。
生態系保全と景観を兼ね備え、周辺の自然環境との調和の取れた美しい護岸と現地の生態系の復元を考えた護岸をつくることができます。
特徴
1. 表面に割岩肌による陰影を与え、周辺環境に溶け込む様に配慮しました。
2. 模様により僅かな水流でも渦が発生し、ブロック内の水質浄化が行われると共に魚類・小動物にとって豊かな環境を確保します。
3. 壁体前面の開口部大きさを変える(Ⅰ型・Ⅲ型組合せ)ことにより、
様々な中詰め材が使用でき動植物にとって大切な空間を提供いたします。
水際部では、中詰めに植栽土を使用すると植生ブロックとして水や養分の補給もできて根張りも万全となります。
4. 降雨時における余剰浸透水は、ブロック底版の排水孔から順次に排出され、根腐れの心配はありません。
用途・適用範囲
生態系、魚巣機能のあるブロック積み擁壁及び護岸
緑化機能のあるブロック積み擁壁及び護岸
透水性のブロック積み擁壁及び護岸
擁壁高さは7m程度以下
適用範囲
適応勾配・・・普通に施工する場合であれば、1:0.3~1:0.6程度の壁面勾配に適用できます。
適応壁高・・・規格、胴込め材などによって変化しますが、通常は5m以下の護岸を対象としています。
施工
●吊上方法
製品吊り上げ時は、規定の吊り金具(カップラー)で、製品両端のDリフトアンカーに取り付けて吊る。
そこを吊り上げると適当な勾配がついて、所定の場所に容易に据付ける事が出来る。
注1) 吊り上げ時に製品が 注2) 製品に中詰め材を先に詰めて、吊り上げてはならない。
地上を引き擦る様な事はしてはならない。 (Dリフトアンカーが抜け落ちる可能性があります。)